おねむだよ~ん

優しい猫たちよ

HHKBに関するあれこれ

HHKB、初めて知ったのは5,6年前で、会社のエンジニアさんが使っているのを見たときだった。墨の無刻印というやつで、えー!文字書いてないのにどうやって打つんですか?!と盛り上がった記憶がある。小さなオフィスで、職種関係なく数人並んで仕事していてにぎやかだった。その人は結構遅くまで残業していて、たまに自分も遅くまで残ると静かになったオフィスにスチャスチャスチャ…というHHKBの打鍵音が聞こえて、あー○○さん集中しているな~と尊敬の念を抱いたりした。自分は未経験の職種で、若くて、資料とか全然作れなくて、無音だった。

無刻印の見た目はかっこよくて、その人の仕事ぶりもかっこよかったことから、HHKBはずっとあこがれのキーボードである。いつか使ってみたいな~と思う。

そう、使ったことはないんだ…けど、テーマに合わせて強いて言うならHHKBの雰囲気が好き。となるだろうか…。

 

HHKBのここが好き!

2/15

シーツを乾かしにコインランドリーに行ったら、質素な服装の女の人がイヤホンで何か聴いてニコニコ笑って服を畳んでいた。ちょうど、なんかいい服とか欲しいけど買えないな、周りの友達はオシャレでかっこいいな、私はいつまでももっさりしてるなと外見やセンスのことでクヨクヨしていたから、なんだか眩しかった。

 

昔、SoundCloudで見つけていい雰囲気だぜと思って6,7年くらい何の気なしに聞いてる曲の歌詞をふと調べた結果、今の気持ちにあっていて繰り返し聴いている。

 

Watching through your windows into empty open rooms
You had moved out long ago but they still make me think of you
And if I make it through tonight I promise to myself
That I'll forget about your love and fix my mental health

youtu.be

 

たまたま笑っている女の人がいたとか、ふと歌詞を調べてみようと思うとか

こういう巡り合わせって、なんなんだろう?

Björk のコンサートが約2ヶ月後に迫っている。

検索するとすでに開催された国でのセットリスト?が出てきて、最高っぽいことがわかる。今から緊張する。

とりあえず持っているパワーストーンのブレスレットを持っていくことだけ決意する。Björk のエネルギーに触れさせておきたいので。

1/29

前日休みながら活動をしたおかげでまあまあ元気だった。晴れていたので、換気して家のカビ取りをする。その後書き物したり、ご飯を食べたりして少し離れた銭湯に行く。銭湯に到着した段階で財布を忘れていることに気づいて家に戻り、10分ほど放心したあともう一度銭湯に行く。割といい感じだったけど、人気なのか混んでいたのでリピートはしないかな。サウナのテレビで、有名人がコスプレして、だーれだ?というのをやっていて、くだらないけど気になって見てたらのぼせかけた。

 

ボールペンを買って帰宅して、帰ってからはGYAO!で配信されている王兵監督の「死霊魂」の第一部までを見る。言葉が無い。監督はポツポツと事実を尋ねるだけで、沈黙が結構ある。それがより当事者の声を濃く見せている感じがあって、すごいと思った。GYAOのサ終は3月末だが、この作品は2月24日までの配信なので、2部と3部も早めに観たい。

死霊魂 | 映画 | 無料動画GYAO!

1950年代後半の中国共産党による反右派闘争で粛清された人々が、半世紀以上を経てそれぞれの体験をカメラに向かって語る。政府に騙され、粛清され、砂漠の収容所に送られ、次々と飢死していく中、なんとか生き延びた人々が、ある者は昨日のことのように熱っぽく、ある者は激情を抑えるかのように冷静に証言を重ねていく。その壮絶な体験と収容所跡に散乱する人骨の映像からは、忘れ去られた死者の魂の叫びが聞こえてくる。

 

遊び足りない猫に起こされ、猫じゃらしを動かしながら眠れず田辺聖子先生の残花亭日暦を読んで、優しい文章に堪らず泣いていると猫が私の涙を嗅いでフレーメン反応(口ポカーンと開けるやつ)を起こしていた。普段臭うものでしか起こさないので起こしておいてしかも私の涙が臭いんか?とちょっと笑えた。

ホットケーキ

実家で飼っていた初代のゴールデンレトリーバーは、繁殖用に育てられた子で、たくさん子供を産んだ後、ブリーダーが倒産して飼育放棄されていたところを保護団体に引き取られ、さらにそこを父が突然貰ってきた子だった。

保護団体でティアラという名前が付けられていた。名前に負けないキラキラした毛並みの可愛い子だった。

 

そういう経緯なので結構年齢も重ねていて、一緒に過ごした時間は長くなかった。歳をとり、元気がなくなっていって、だんだん寝てばっかりになっていた時、リビングでホットプレートでホットケーキを焼いていたら、ティアラがピョコー!と起き上がって、パクー!とホットケーキを食べたことがあった。

 

もうすぐ死ぬかもなあという暗い雰囲気だった家がパッと明るくなって、おお!ホットケーキ好きやもんなぁ!とみんなで笑った。

その後しばらくして亡くなったけど、今でも我が家では「ティアラのホットケーキ」は何度も話されている。

 

今日無性に食べたくなってホットケーキを作ったら猫が寄ってきた。今、近くにティアラも来てるかもなと思った。